2012/08/11

院長日記

たかが虫刺されと侮るなかれ

夏休み真っ盛りで、外出する機会が増える時期ですが、湿度が高くて暑い季節は、虫の増える時期。
当院でも虫に刺されて目のまわりや、耳、手足などがひどく腫れて来院する患者さんを多く見かけます。

虫刺されというと、海や山などのレジャーで被害にあうイメージがありますが、実際には家の中や周辺など、身近な場所にも虫は潜んでいます。

知らない間にお腹や太ももなどのやわらかい部分に赤いブツブツができて、しつこいかゆみがあればダニが疑われます。現代家屋は通気性が悪くダニの生息に適しており、湿度の上昇とともに増殖していきます。
最近はペットを室内で飼う人が増えていますが、イヌやネコに寄生するノミによる虫刺されも注意が必要です。いったん吸血されると強いかゆみとともに、サクランボ大くらいの水疱ができることもあります。

蚊やダニ、ノミなど吸血する虫の他、刺されたり、注入された毒による強い炎症反応を引き起こす、蜂や毛虫による被害もこの時期は非常に増えます。

そんな中、昨年の虫刺されの跡が残って、未だに痒くてしこりになっている方がいます。
一般に虫に刺されると痒くなるのは、人間に備わっている免疫力が、虫の唾液や毒に対して、アレルギー反応を起こすためですが、一口にアレルギーといっても蚊に刺された直後に生じる早い反応と二日ほど遅れてくる、ぶり返しの痒みの2種類があります。
この、あとから来るぶり返しの痒みは出る方と出ない方がいるのですが、
市販のお薬では痒みが収まらないことが多々あります。

そしてこの遅れてくる反応が強い方の中に、一年以上続き
しこりになりしつこいかゆみを起こす、痒疹(ようしん)へと進展してしまう方がいるのです。
ずいぶん前に刺された虫刺されの跡が消えないなぁ・・と思っている方、
次回虫に刺された時は早いうちに皮膚科にかかられることをお勧めします。

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