2013/06/21

院長日記

毛虫による被害が増えてます!

今年は梅雨を通り越し、夏に突入!?という天気が続きますね…。
早くも台風が来たり、30度以上の気温が続いたり…一体どうしたことかと心配してしまう今日この頃です。

さて、今年も昨年の同時期と同じく、5月の下旬頃から毛虫に刺された患者さんがとても多く見られます。

国内で被害が見られる毛虫はイラガ類、ドクガ類と言われています。

ドクガ類の毛虫はツバキやサザンカの葉の裏に多くみられますが、道端などでも時々見かけます。

毛虫を触らなければ、被害に合わないのかというと間違いです。
毛虫の側を通った時に毒針が風で飛んできて刺さるのです。

また、毛虫の針に刺されても、その時には全く痛みも痒みもなく、1から2日後になって、はじめて赤い丘疹として症状が出てきます。

よって多くの方が毛虫に刺された事を全く自覚されておらず、
「数日前にお庭の掃除をしたり、公園へ行きませんでしたか?」
とお聞きすると、大概の方が始めて
「ああ、あの時に…。」
と思い出されるということも少なくありません。

さてこの毛虫の針が皮膚についたまま皮膚を掻き壊してしまうと、針が皮膚の奥に入り込み、湿疹がひどくなることもあります。
よって、針がまだ皮膚についていた場合は、ガムテープなどを皮膚に当てて取り去る必要があります。

やっかいなのは針の刺さったままの衣類を脱ぎ着することで、広い範囲に毒針が刺さり、湿疹が更に悪化してしまうこともあります。

よって、刺された時に着ていた衣類は洗濯、もしくは粘着テープを当てて針を取ることも必要です。

治療は局所的にはステロイドの外用、そして抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服をすることで、毒針によるアレルギー反応とかゆみを治療します。

毛虫は市販の虫除けは意味がありません。
予防は月並みですが、毒のある毛虫の住み着きやすい樹木(サクラ、ヒノキ、ウメ、ツバキ、サザンカ)には近づかないこと、万が一毛虫を見た場合にも駆除しようといたずらに近づかないようにしましょう。