2014/01/08

院長日記

明けましておめでとうございます

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
お正月は関東はぽかぽか陽気で、過ごしやすい気候でしたが、ここ数日は世界的に寒波が到来し、かなり冷え込んでいます。
その影響もあり、空気の乾燥による乾燥性の湿疹やアトピー性皮膚の悪化、また寒さの影響で寒冷蕁麻疹、しもやけの患者さんが増えています。

年末の混雑は少し和らぎましたが、夕方過ぎから多少混み合うこともあり、ご迷惑をおかけしております。
アイチケットをご利用いただき、忙しいお時間でもスムーズに受診していただければと思います。

今年も皆様にとって、身近でいつでも利用しやすい皮膚科クリニックとしてスタッフ一同努力していく所存でございます。
何かお気づきの点がございましたら、どうぞご指摘くださいますよう、よろしくお願いいたします。

さて、今回は皮膚科の疾患ではなく、診察室にある、顕微鏡のお話しをします。
時々お子様に「あれなあに?何見てるの?」とご質問いただきます。
顕微鏡は皮膚科では欠かせない機器の一つです。

まず、一番使うのが、「水虫」の有無を調べる検査です。
水虫の原因は、真菌(カビ)なので、肉眼では見えません。
その他、頭髪に付着する「頭じらみ」、皮膚に寄生して激しいかゆみを引き起こす「疥癬」というダニ、時にはウィルスを染色して検出する時にも使用します。
また、肉眼ではわからない湿疹や腫瘍の細胞を見て、診断を確定することも出来ます。

皮膚科の疾患は内科的な疾患と違い、目に見えるものが多いのですが、肉眼で見えないものは、顕微鏡で拡大して診察することも多いのです。