2019/09/26

院長日記

秋の花粉症にも要注意です!

今回は秋の花粉症についてお話しします。

花粉症といえば、すぎやヒノキといった春の花粉症は比較的知られていますが、秋の草による花粉症もあります。

なんだか最近鼻づまりや鼻のムズムズ感、くしゃみや目のかゆみが強いな?と感じませんか?

8月~10月にかけてはヨモギやブタクサの花粉が原因の花粉症があります。

これらは春のすぎやヒノキのように花粉が木から降り注いでくるわけではなく、公園や河川敷など草の生い茂ったところに生息する植物です。

よって、散歩で公園に行ったりした場合に症状が強くなる傾向があります。

しかし、家の近くに草が生い茂る場所がある場合は洗濯物に付着したり、換気のために窓を開けたりすると常に症状が出る場合もあるでしょう。

また、通勤や通学などでこのような場所を通る場合も花粉が付着するわけですから症状が出るでしょう。

秋の花粉はすぎやヒノキよりも花粉の粒子が小さく、鼻だけでなく喉や気道にも容易に入り込み、喘息の原因にもなるそうです。

さて、花粉症なのかをご自身で判断するには以下をご参考ください。

①鼻水はサラサラで透明

②鼻のかゆみだけでなく、目のかゆみもある

③1週間以上鼻水やくしゃみが出ている

④高い熱ではなく、微熱程度の熱がある

⑤臭いや味がわかりにくい

⑥1日中くしゃみが止まらないことがある

⑦毎年同じような時期に同じ症状が出る

花粉症の場合全て当てはまるわけではありませんが、2~3個当てはまる場合は花粉症の可能性もありますので、専門の先生に診察してもらいましょう。

通常の治療としては、抗アレルギー剤を内服したり、鼻や目の症状が強い場合は点鼻薬や点眼薬を利用する場合もあります。

また、春の花粉症対策と同様に出かける時にはマスクをしたり、帰宅した際には花粉を除去するために洋服についた花粉を家に入る前に払ったり、手と同じく顔を洗ったり、うがいをすると良いでしょう。

帰ってきて、何もせずにベットにごろん・・・は寝ている間に花粉を吸い込むことになります。要注意です!