紫外線による肌の老化

今回は光老化についてお話しいたします。

「光老化」とは年齢を重ねて生じる自然な老化とは違い、太陽光線により皮膚が老化していくことを言います。

皮膚の「老化」って何？

それは皮膚にシワができ、皮膚のくすみやしみができていくことです。

なぜ自然に老化をするだけでなく、皮膚は紫外線によって老化してしまうのか。

この仕組みをお話しします。

太陽光線には目に見える「可視光線」、

目には見えない「紫外線」があります。

紫外線は可視光線よりもエネルギーが強く、皮膚に変化を与えます。

紫外線にはUVAとUVBがあります。

UVAは波長が長いため皮膚の深い「真皮」届きます。

真皮には私たちの皮膚に「ハリ」を与えるコラーゲンやエラスチンが含まれますが、UVAはこれらを変性させ、皮膚のハリがなくなり、シワができます。

UVB はUVAよりも波長が短いため、皮膚の表面である「表皮」までしか影響しません。

U VBは皮膚の表面に存在する「色素細胞」を活性化させ、皮膚に色味を作る「メラニン」を増やし、皮膚の色を濃くします。これが「しみ」や「くすみ」の原因です。

また、可視光線である「ブルーライト」も光老化に関係しています。

ブルーライトは太陽から降り注いでいる中にも存在しますが、蛍光灯、LED電球、薄型テレビからも照射されていますし、最も多く照射されるのはパソコンやスマートフォンです。

このとからも皮膚は常に光老化をしていると考えても良いでしょう。

では、皮膚を光老化から守るにはどうしたら良いでしょうか。

・紫外線の強い時間には外出を避ける

・日傘、帽子、サングラスを使用する

・紫外線の強い時間、場所では皮膚を露出しない

・日焼け止めを使う

・長時間パソコンやスマートフォンを使わないようにする

皮膚の光老化を防ぐには上記のことを心がけるようにしましょう。

最後に皆さんの「お尻」つまりはほぼ露出しない部位って皮膚にハリがあり、白く、赤ちゃんのような皮膚ではないですか？

なぜならば、産まれて今に至るまで紫外線や可視光線を浴びることがほぼない状態で生活しているからです。

紫外線や可視光線は生活上絶対に避けることはできませんが、いつまでも白く、ハリがある肌をキープしたいなら、ご自身でできることからやってみてください。

当院では飲む日焼け止め、「ユーブロック」を扱っております。

紫外線による様々な皮膚の変化を抑える働きがあります。

ご購入を検討される方は医師もしくは病院スタッフにお尋ねください。